島村楽器 新潟ビルボードプレイス店 シマブロ

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【正規輸入品?】PEAVEY 6505MHのトランスのお話【並行輸入品?】

PEAVEY 6505MH

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こんにちは!島村楽器新潟店アンプ担当兼(自称)ラウドやDjent等の重たい音楽担当の蓑輪です!
普段はベーシストとしてベースに関するブログばかり書いているのですが、今回はギターアンプPEAVEY 6505MH」のお話です。

ブラウンサウンド系アンプでは絶大な人気を誇るPEAVEY 6505シリーズ、最近のラウド界隈でも「Story of Hope」のギタリストRyuto氏の使用や、以前はcoldrainのギタリストsugi氏が使用していたりと物凄い人気でした。

そんな6505シリーズを小型化した「6505MH」が2016年2月に国内で正式発売されました。
新潟店でもつい最近入荷したのですが、早速お客様にご購入頂いたり試奏が入ったりと大人気です。

しかしこのアンプ、当店での販売価格は¥64,584(税込)なのですが、
ネットでの参考価格は¥50,000強~¥60,000弱なのです!

どうしてこんなに差が出てしまうのか・・・
今回はその秘密についてのお話をしていきます。

正規輸入品と並行輸入

この値段の差の正体はズバリ「正規輸入品か並行輸入品か」というものです。
本来アメリカのメーカーであるPEAVEYアンプを輸入する際は、正規の代理店である(株)逸品館を通って日本に入ってきます。

しかし、中には代理店を通さず販売店が直接本国のメーカーから取り寄せる場合もあるのです。
この、代理店を通って日本に入ってきたアンプが「正規輸入品」、販売店が直接輸入したアンプが「並行輸入品」となります。

では、この正規輸入品と並行輸入品ではどういった違いがあるのでしょうか。

①トランスの違い

1つ目に挙げられるのはトランスの違いです。
日本と海外ではコンセントからとれる電圧が違うため、アンプに搭載されるトランスが変わってきます。(日本では100V、海外では120V)

正規輸入品であれば日本仕様の100Vトランスが搭載されているのですが、並行輸入品に搭載されているのは海外仕様のままの120Vトランスのままなのです!

120Vトランスのままだと、まず音に張りが無くなります。
元々120Vの電力が必要なところに100Vしか電力が供給されなかったらそりゃ音に張りもなくなりますよね(笑)

アメリカ本国のPEAVEY本社でも100Vトランスを載せたアンプと120Vトランスのままのアンプで100Vの電圧で音質の比較をする実験を行い、明らかな違いが確認できたそうです。
結果、PEAVEY本社でも日本で使用する場合は100Vトランスのアンプを使用することが推奨されるようになりました。

メーカー保証の有無

日本仕様の6505MHについては2年間のメーカー保証が付くため、無償又は格安での故障修理が受けられます。
しかし並行輸入品や個人輸入等の直輸入品のアンプは故障・修理の際に日本国内のメーカー保証を一切受ける事が出来ず、輸入代理店の(株)逸品館でも修理を受け付けることが出来ません。

輸入元の販売店に相談しても、その販売店常駐のリペアマンによる修理になる場合が多く、内容によっては修理不可になることもあります。

デリケートな真空管アンプで修理が受けられないのは非常に痛手ですよね・・・。

正規輸入品と並行輸入品の見分け方は?

では、100Vトランスの載っている6505MHの見分け方ですが、まず島村楽器で販売しているものは全て100Vトランスの正規輸入品になります(笑)
ですが、中古で出ている商品などはどちらなのかわからない・・・という意見もあるはず。

ではお教えしましょう。
まずアンプのPOWERスイッチをを入れます
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T.S.Iと書かれたランプがPOWER、STANDBY共に赤く点灯しました。
しばらく真空管が暖まるのを待ってからSTANDBYスイッチをオンにします。
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緑になりました!!これです!!これが正規輸入品の証です!!
並行輸入品ではこのランプがオレンジ色までしか変わらないらしいのです。

なので!迷ったらまず電源を入れさせてもらいましょう。

並行輸入品は国内では使えない?

とはいえ並行輸入品を偶然頂いた、知らずに買ってしまったという方も中にはいるでしょう。
並行輸入品を国内で正しい音で使う方法としてステップアップトランスを使用するというものがあります。

ステップアップトランスを使えば日本の100Vの電力を120Vまで増幅してくれるので理論上は同じ音が出るはずです!

しかし、
・フットスイッチが作動しないなどの誤動作が起きる可能性がある
・ステップアップトランス自体もかなりの重量の為運搬が大変になる
・そもそもステップアップトランスも併せて買うのなら正規輸入品を買ったほうが安上がり

といったことから、この方法はあまりお勧めしません(笑)
おとなしく正規輸入品を購入することをお勧めします。

まとめ

いかがでしたでしょうか。普段と違って難しい話や字が多くなってしまいましたが、正規輸入品と並行輸入品の違いはお分かりいただけたかと思います。
もし海外製アンプの事で何か悩みがある、相談したいことがあるという方がいらっしゃいましたら、ぜひアンプ担当の蓑輪(みのわ)までお気軽にご相談ください!
お力になれるよう全力でサポートさせていただきます!

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